2009年11月19日木曜日
NY原油のリアルタイムもどき
基本は海外の取引所、直接アクセスするのがいい。
以前はシカゴ、NYMEX、COMEX等、ばらばらだったが、今はCMEグループに統合されているので、相場表、チャートも同じ形式になってくれたので、見やすい。
取引所に直接、有料サービスを申し込めば、個人でもリアルタイム情報を得ることが出来るようだが、そこまでしなくても、10分ディレイ(遅延)くらいの情報を時々見ておけばいいと思う。
CMEグループのNY原油相場・チャート情報の入り口はこちら。
それと、スポットレート、NY原油等のリアルタイムに近いものを、Ducascopy社(スイスの為替ブローカー)がネット上でオープンに出している。完全リアルではないし、原油にはLightとかBrentと表記されているので、LightはNY原油そのものかと調べると、取引所データとは違います、と注記がある。ただ、ロイターの端末でリアルなNY原油と見比べてみると、ほぼ同じ。ほぼだけれど、一応、参考になる。
為替のリアルタイムと、WTI原油、ブレント原油、金、銀、白金、パラジウム、銅のスポットレートがある。
日経平均等の株価指数もある。便利です。チャート外だしもできるので。
2009年11月2日月曜日
朝の親指仕事
今年の夏に引っ越しまして。
白岡駅から茅場町駅まで、ちょうど一時間。意外と近い?
以前に東浦和に住んでいて六本木まで通ってた時にはもっとかかった。
京浜東北線の各駅停車じゃないんで、思ったほどに遠くはないんです。
ただ、乗り換えが一回しかないんで、立ちっぱなしで上野までだと、飽きちゃうんです、何もしないでいると。
何もしないと、疲れるけど、何かやっていると、脳がそっちに集中して、案外疲れない。
で、最近やってるのは、原稿書きなんです。
毎日、朝、波動展望で海外市況を簡単にまとめているけど、その文章を吊革に掴まりながら、携帯のメールで書いているんです。時間と分量が丁度いい具合で。
もちろん、親指打ちだから、デスクトップなら5分で出来る文章書くのに三倍時間がかかるのだけど、時間内に出来ればいいんで、のんびり書くわけです。それで出来上がった文章を会社に着く直前にメールで会社の自分に送るわけ。
会社に着くと、通信社から自動で取り込めない為替とか、株価とかを手動で取り込み、チャートをPDFに焼いたりして、自分でメールした文章をコピぺして、外電レポートにするわけです。
考えてみると、朝7時前から仕事していることになります。
たまに、ヤバい!携帯電池切れって時があるんだけれど、メール打つ分には余りエネルギー使わないみたいで、朝に充電マークが一つでも大丈夫。ただ、ネタ、一般状況調べるのにウェブやると減ります。上がった下がった、理由はなに、という事が分かれば、あとはチャートがこうなっているはずというイメージで、文章をまとめ、波動展望らしい一言を加える、という段取りです。
外電レポートの相場表はDDE系、チャートはDIAS系のコンポジ、文章はメールのコピペ。
データ登録、海外4本値一覧、チャート、円換算比較、外電レポートなど、それに木曜日はエネルギー省統計とかのレポートも、会社に着いて30分くらいでやっつけます。一人でね。一応、管理職なんだけれど、現場の若い諸君も手一杯で頑張っているので、情報系、波動展望はオッサンが頑張らないとね。
元気な内は頑張ります。
2009年10月26日月曜日
米CFTCの建玉明細、新カテゴリー
しかし、最近の投資スタイルが従来のカテゴリー分けに合わないという事で、今年の6月から、新カテゴリーによる建玉明細報告が並行して発表されるようになった。
新カテゴリーの第一はプロデューサー。生産者、加工業者、流通業者の実需筋というか、現物筋が入る。
第二にスワップディーラー。これはインデックスファンド、ヘッジファンドなどのカウンターパーティーとなるディーラーのこと。なんだかよくわからないけど。
さらに3つ目がマネージドマネー。これも日本語には馴染みにくいが、CTAとCPOだという商品ファンドのポジション。
4つ目が、その他報告義務があるもの。
なんだかよくわからない。
第三のマネージドマネーは従来の商品ファンド。第二のスワップディーラーはここ数年で急成長した指数連動型の投資信託、上場されればETFとなるやつとか巨額のヘッジファンドということだろう。元々は株価指数とか新興国ファンドなどの証券市場で稼いでいた巨額マネーが、今度はコモディティだと、金や原油のETFだと、比較的小さなマーケットであった商品市場、先物市場に一挙に入ってきたもんだから、原油が147ドルまで暴騰してしまったわけで。
これまでは、今年6月以降のデータしかなかったので、分析のしようもなかったのだけれど、10月20日に過去三年分のヒストリカルデータが公表されたので、そこそこグラフで流れが掴めそうな感じだ。
波動展望では、従来の明細報告と新カテゴリーの両方を試験的に掲載してみることにした。特に、新カテゴリーのスワップディーラーとマネージドマネーの残玉動向に注目してみようと思う。これらの数字が相場のバブルを作り出しているとすれば、彼らのトレンド、ポジション量の限界レベルがどのあたりにあるのか、判るかもしれない。
過去三年分の時系列推移と相場比較は波動展望の部屋、本編で目次から探してください。
ちなみに、新カテゴリーの建玉明細報告は対象商品が限られていて、プラチナや通貨先物などは公表されていません。
2009年9月16日水曜日
リーマンショック 1年
何からかにまで暴落したのがリーマンショックの特徴。
本来、株とは相関性が高くあるべきではない商品相場も、プレーヤーの懐が一挙に冷えたために皆売られて暴落した。
その暴落のピークというかクライマックスは10月暴落であったが、実は、NYダウなら5月天井から崩れ、日経平均も6月天井、ドル指数やNY金は3月天井、NY原油は7月天井というように、事前に天井はつけている。だから、売ればよかったわけで、実際、ディーリングで10月暴落前に売りポジションをたまたま持っていたひとは儲けたわけだし、やりよう、逃げようはあったはずである。そのことを教訓にしておくべきだろう。
米グローバリズム・カジノ資本主義のバブル崩壊であるが、崩壊の仕方が強烈すぎたために実体経済もずいぶん、痛んだ。
相場は10月底、12月底あたりから戻したが、白金は2308ドルの天井から752ドルまで下げ、1300ドルそこそこまで戻したに過ぎず、原油は147ドルの天井から32.4ドルまで下げ、75ドルまで戻したところ、NYダウは13136ドルの天井から6469ドルまで下げ、9700ドルまでの戻り、日経平均は14601円の天井に対して7000まで下げて、11000円手前までの戻りに過ぎない。
NYダウは昨晩、11ヶ月ぶりの高値を更新しているが、その根拠のひとつが小売売上高の前月比がプラス2.7%と大幅だったから、というのだが、じゃあ前年同月比で見れば5।9%のマイナスであり、なにをそんなに浮かれているのか?という気がする。
確かに、底なし沼へ落ち込んだような下げっぷり、指標の悪化振りだったのに対して、落下は落ち着いた。しかし、あとは戻すだけの楽観でいいのか?
不況の井戸に落ちたところで、それ以上は落下しない。でも、井戸から這い出せないならずうっと悪い状況のまま、ということになる。
井戸に落ち込んで、潜ったあと、水面にプアっと顔は出た。そこから一挙に井戸の外まで這い上がれるのか、そこが問題なわけで。
中国の景気指標はいい。
でも、そのからくりは過剰なマネーサプライ。
着実な成長は回復しているが、かつて世界を牽引した帝国たる米国ほどの力はなく、そこまでいきにはまだ時間もかかる。
オバマ・ハネムーンは終わり、チェンジの期待が現実にはどうなっているのか、現状から浮上できないとバッシングも始まりかねない。
ゴールドマンやソロモンは立ち直ったかもしれないが、その一方で米国の地銀破綻が相次ぎ、預金保証の基金も底を付きそうだというニュースも出ている。
1年間は楽観論で戻してきた。
ここからは実態が問われる。
わが国も、民主党政権になって、さあ変わるのか?といわれれば、楽観よりも混乱への心配のほうが大きいように思われる。
9月のお彼岸過ぎれば、もう10月になる。
10月といえばブラックマンデーのトラウマ月である。
株も商品も為替も心配だ。
2009年9月10日木曜日
海外商品先物市況、9日外電、朝観
OPEC総会の結果は出ていないが8日の事前会合で生産枠維持で合意出来ているようで、市場は織り込み済み。
ここから心配なのは株にとっての鬼門である10月が迫っていること。景気回復楽観論でここまで来たが、その楽観論の反動を心配する。
大豆は反落。
作柄悪化の可能性で前日は戻したが農務省需給報告での豊作数字の発表が堅いことで売られた。
問題は今月の需給報告で弱気が消化しきれるかどうか。大豆にとって9月底というのはあまりビンとこない月ではあるが、短期的には反発する時間帯には来ている。ドル安が進めば大豆も買い戻しで上がったとして、その後、株の鬼門である10月からどうなるかという心配もある。
金は高値圏での膠着状態。
千ドルを突破した背景にはバリックゴールドのヘッジ外しがあるというが、それよりはドル安、原油高と同調した買いで昨年来の大逆三尊のネックラインを突破してチャートパターンの強気を印象づけることが出来るかどうか。チャートが強気になればファンドも個人投資家も乗ってくるというもの。
上に抜けようという相場自身のエネルギーが溜まったから今回の千ドル突破が仕掛けられたのだろうと思う。
2009年9月8日火曜日
金が千ドル突破、大逆三尊の右肩、決着!?
金が動き出した時、ドル円もユーロも多少ドル安に動き始めたけれど、見ていて感じたのは、金が先に走りだしたということ。ほんと、二歩か三歩、早かった。あとはあれよあれよと。ユーロも慌てて急騰。
何かきっかけがあったという印象でもない。
ドイツの貿易収支が予想より良かったとかアジア株が高かったとかはあったけれど、そういえば、原油も金を後から追いかけた口だった。
普通なら、ドルが売られ、原油が上がって、金が後から追いかける、というパターンだろうが、今回は逆。
アジア株は上がったが、何か投資家に虫の知らせでもあったんじゃあないか、と。
株が上がってもなぜか居心地が悪い。株屋さんにとっては鬼門の9月、10月だ。
先週まで暴落していた中国株が連騰、南アのランドが高値更新、オージーも高い。
ドル売って資源国通貨買い、アジア株買い、でも高値警戒、不安感一杯だから、それにドル安加速したら困るし、だったらヘッジで金を買おう、という市場心理がきっかけで、みんなが、というか、ドイツ市場あたりから、金買いが始まって、あとは上がったから飛びつく、そのスパイラルだったんじゃあないか。
金については
昨年10月が8年サイクルの大底、
昨年3月以降が中段の大逆三尊、
今年2月が1年サイクルの天井、
今年2月からの逆三尊右肩がトライアングル、三角持ち合い。
今回の1000ドル突破は、これらのチャートパターンを完成に向かわせるという事ではないか。
2009年9月4日金曜日
居心地が悪くなった相場 海外市場雑観
すっかり戻り売りに捕まり、市況解説で毎日出てくるテーマは、やっぱり記録的豊作。霜害の心配も顕在化していない。
6月あたりに天井をつけて下げてしまった相場は、悲観し過ぎの反動や、天候相場最盛期の状況変化で真夏のV字底をつけて反騰するか、小戻りから収穫のプレッシャーで10月、12月まで安いかだが、今年はすっかり収穫プレッシャーで下げる典型かもしれない。
東京市場は更に円高の心配も。
金は2月以降の抵抗線、支持線収束型の三角持ち合いから上抜けた。
最近は株高、原油高、資源国通貨高の中で、ラストリゾートとしての魅力後退、持ち合いで大きく動かないまどろっこしさでETFの残高も減ってきたが、株高、原油高が怪しくなって金が動き出したという印象。
白金も、自動車触媒向けとしての工業品的顔で株式市況を気にしつつ、金と同様のラストリゾート性での買い気が交錯しているが、金が跳ね上がったらついて行きたいだろう。
原油も続落。
すっかり頭重い。年末からの戻り相場もはや半年、既に9月。10月と言えば恒例の株安多発月。その株が強気材料に反応しにくくなって原油も不安感が拡大、居心地が悪い印象だ。
東京市場のガソリンなんかは逆三尊が三尊で切り返されて支持線割れ。円高もプレッシャー。この半年、底打ちリズムは2ヶ月ちょっとかかっているので、10月までキツいかもしれない。